ポン助日記

🐾痛み歪みはポン助整体院へ🏡

リリカ(プレガバリン)はヘルニアの症状に効くか?

はい、こんにちは。ポン助整体院です。

 

今日は真面目な話をします。

 

今日はリリカ(プレガバリン)という痛み止めについてお話しします。

 

以前から気になっていたのですが頚椎椎間板ヘルニア(頚椎症性神経根性、まれに頚椎症性脊髄症の方も)や腰椎椎間板ヘルニア坐骨神経痛と病院で診断された方に痛み止めとして「リリカ」というものが処方されているのを多く感じていました。

 

この間こられた方も頚椎症(頚椎症性神経根症)ということで「リリカ」を飲まれているということでした。

 

ですが少なくとも僕らのような整体をやっている人間のところにそうした方々が来られるということは

 

「それって効くの?」

 

ということです。

 

で今回調べたら医学的根拠(エビデンス)がどうやら薄いということが分かりましたのでお伝えします。

 

神経内科医の先生がご紹介されていました。

 

詳しくは👇を

 

リリカの乱用は産官学ぐるみ

 

プレガバリンの適応症は「神経障害性疼痛」となっているが、その効能が治験で実証されている具体的な傷病は「線維筋痛症」「帯状疱疹後神経痛」「脊髄損傷後疼痛」だけである。にもかかわらず、臨床の現場では腰痛症や坐骨神経痛、関節痛といった治験が全くなされていない多くの整形外科疾患に対して、長年にわたって処方されつづけている。
こうした適応外疾患に対する効能は、学術性の高い臨床試験においてすべて否定されている。医学界でもっとも権威ある総合医学専門誌のひとつ「New England Journal of Medicine」は、2017年に掲載した論文で、プレガバリンの販売額が急増している現状に対して、次のように強い懸念を表明した。

 

本当に神経そのものが傷ついたものだけ効果あるよってことですね。

 

これがまたキモでして、ならなぜ頚椎症などの神経に触れて痛みが出るとされている疾患の名前がないのか、坐骨神経痛なんてモロに神経痛なんて名前書いちゃってありますよね。

でもそれには効かない。

 

圧迫されてるだけで神経が障害されてないから?

 

でもだったらなんで痛みやしびれが出ることになってるの?

 

気付いちゃったよね、ヤバイよね。

 

こないだ書いた加茂淳先生の話と繋がってきちゃうんだよね。

 

もうパンドラの箱開けちゃったよね。

 

信じるか信じないかはあなた次第

 

というわけで都市伝説的な喋りはここまでにしてこの間の記事は👇を

 

ヘルニアや狭窄症で痛みは出ない!? - ポン助日記

 

でそうなるとなぜ帯状疱疹が神経の通り道で痛みが出るんだー?と疑問に思って調べたらそれも分かりました。

 

http://www.med.u-toyama.ac.jp/virology/media/mtpro20100527.pdf

 

帯状疱疹特有の痛みがなぜ生じるのかは全く不明だった。
白木教授は,再活性化時のHSVとVZVの挙動の大きな違いは,HSVが神経線維のなかを下降して 神経終末で増殖し,その部分の皮膚に散在性の病変をつくるのに対して,VZVは神経線維束に 沿って神経束を傷害しながら下降し,その神経線維束の支配領域で帯状疱疹を発症することだと 指摘する。したがって,HSVは神経線維束を損傷しないため患者はむしろ痛みに鈍感になる が,VZVでは神経線維束が損傷するので,それが帯状疱疹に伴う疼痛の1つの原因であると考えら れるという(図1)。

 

図を見ると分かりやすいかもですね。

 

神経の通り道にワラワラ増殖して痛めつけるから痛みが出るということでしょう。

 

一般的なヘルニアで根っこが圧迫されて痛みしびれ出ますよというのと違うわけですね。

 

もしこれらが違ってたら謝ります。

 

でもこの間こられた頚椎症の方も

 

「痛くない、しびれない」

 

と言って帰られました。

 

そんな感じです。 

 

(もちろん程度の差がありますので全部が全部一回で良くなるわけじゃないですよ!)

 

ただ整体はプラシーボで効いてる!っていうならこの場合、薬より効いてるわけで僕はもう詐欺師になれそうです。

 

ああ、あともうひとつ大事なことがありました。

 

先ほどの神経内科の先生の記事からですが

 

内服後にふらつき、救急車で搬送
プレガバリンの副作用は非常に強い。臨床でしばしば経験するのは、めまい、傾眠、意識消失などだ。
私の周囲にも、プレガバリンを内服後にめまいで転倒して骨折した人、意識がなくなって救急入院した人が複数いる。愛知県内で循環器系のクリニックを経営する男性院長は、ご自身が頸椎症性神経根症の痛みとしびれに対してプレガバリンを処方された。内服したところ診察時に呂律が回らなくなり、めまい・ふらつきで歩行が困難になって救急車で基幹病院に搬送されたという。院長は、自分のこの経験を広く公表しても構わないという意向を持っておられる。証拠として自分が歩行困難になった状態を動画で記録している。
いまもこうした被害が、各地で続いているに違いない。国内の整形外科疾患の多くの患者さんが、効能の実証されていない薬を飲まされ続けている。

 

副作用がけっこう強くて臨床でしばしば見かけるということですね。

 

広く知られるといいですね。